第17回ホクリク・デジコミーティング開催のご報告

特定小電力無線レピーター常設に向けて〜設置計画の記録〜

いつもブログをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
アマチュア無線局 JF9OYU/ライセンスフリー無線局 いしかわJK946です。

さて、これまで、自宅や移動運用先において特定小電力無線の中継装置(いわゆる特小レピーター)を一時的に設置し、運用を行ってまいりましたが、いよいよ常設に向けて本格的に動き出すこととなりました。

本記事では、その準備過程を忘備録として残すとともに、今後同様の取り組みを検討される方の参考になればと思い、記録しておきます。

設置場所について

まず最初に検討したのが、レピーターの設置場所です。

今回の設置は私自身で管理・運用するため、自宅から安定してアクセスできることを最優先条件としました。その上で、特定小電力無線(送信出力10mW)の特性を踏まえ、できる限り広範囲に電波が届くよう、複数の候補地を選定しました。

2026年4月11日(土)および12日(日)の2日間にわたり、実際に現地を訪問し、見通しや周辺地形を確認した結果、標高約200mの見晴らしの良い場所を第一候補地として決定しました。

具体的な場所の公表は現時点では控えますが、

  • JR北陸新幹線の高架橋
  • 石川県庁
  • 金沢港
  • 金沢医科大学
  • 内灘から羽咋にかけての丘陵地帯
  • 日本海

を一望できる、非常に見通しの良いロケーションです。

一方で、地形の影響により、

  • 武蔵ヶ辻〜香林坊〜有松〜野々市方面(西側)
  • 津幡方面(東側)

については山陰となる可能性が高く、不感地帯の発生が予想されます。

それでも、自宅設置時と比較すると、明らかに広範囲への電波到達が期待できるため、現時点では非常に有力な候補地と判断しています。

機材について

次に、レピーター本体の選定です。

候補として検討したのは以下の2機種です。

  • アルインコ製 DJ-P102R(コンパクトマルチレピーター)
  • アルインコ製 DJ-R200D(特定小電力トランシーバー&レピーター)

それぞれに特徴がありますが、DJ-P102Rについては、

  • 消費電力
  • 3分間のタイムアウト制限

といった点が常設運用において懸念材料となりました。

そのため、最終的には、耐環境性能や機能面を含めて総合的に判断し、DJ-R200Dの導入を決定しました。

また、屋外常設となるため、本体以外にも以下の周辺機器が必要となります。

  • ソーラーパネル
  • バッテリー
  • 太陽電池用充放電コントローラー
  • 防水・防塵ボックス
  • 設置用ポール

これらについては、オオサカCB708局より貴重なアドバイスをいただき、構成の方向性はほぼ固まりました。あとは秋月電子通商様などからの調達を進めていく段階です(少し気が早いかもしれませんが…)。

設置許可について

今回の計画において、最も重要なポイントのひとつが設置許可です。

過去には、山岳地帯に無断で設置された特定小電力レピーターが問題となり、警察沙汰に発展した事例もあると伺っています。たとえ無線愛好家の善意によるものであっても、無断で土地を使用すれば、不動産侵奪罪(刑法235条の2)に問われる可能性があります。

そのため、今回は正規の手順を踏み、第一候補地の土地所有者を登記情報提供サービスにて確認し、設置許可のお願いをさせていただきました。

すると、驚くことにご連絡からわずか1時間ほどでご丁寧なお返事をいただき、現在は管理担当者様からの正式回答を待っている状況です。

正直なところ、門前払いも覚悟していただけに、非常にありがたく、そして少し安心しました。

とはいえ、最終判断はこれからです。
期待と緊張が入り混じる、まさにドキドキワクワクの状態です。

設置目的について

特定小電力無線のレピーターは、アマチュア無線のレピーターとは異なり、

  • 免許・資格が不要
  • 対応機種があれば誰でも利用可能

という大きな特徴を持っています。

送信出力は10mWと極めて小さいものの、適切な場所に設置することで通信範囲を広げることができ、以下のような用途が考えられます。

  • 無線愛好家による電波伝搬実験
  • 日常的な簡易コミュニケーション
  • 地域の防犯用途
  • 災害時における通信インフラの代替手段

特に災害時においては、携帯電話やインターネット回線が不通となるケースも想定されるため、こうした誰でも使える通信手段の存在は、一定の価値を持つのではないかと考えています。

ご協力のお願い

今回の特定小電力レピーターの常設計画は、個人の取り組みとしてスタートしておりますが、

  • 機材費
  • 設置作業
  • 維持管理

といった面において、どうしても一人では限界があります。

現時点ではまだ設置許可待ちの段階ではありますが、もし正式に許可が下りました際には、本格的な設置作業へと進むことになります。

本記事をご覧いただいた皆様の中で、

  • 資金面でのご支援
  • 技術面でのご協力

をいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。


本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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